その曲、かぶってますよ!(その3)
今回は「往年の名曲」や「大物のアノ曲」ではなく先輩アイドルの曲を頂いちゃったカバーを比較してみます。しかし、それがシングルのB面にしか収録されていない、マイナーな曲であるのは何故だろう? 対決してもらうのはオーストラリアのリストラアイドルMercury4*1とオーディション番組出身、オランダのMen2B。
→過去のMen2Bに関する記事
Men2B / Different Way 2005年1月28日発売 | Mercury4 / Mercury4 2004年5月31日発売 |
Blue
…これは私の憶測でしかないのだが、両グループともBlueのもっと有名な曲をカバーしようとしたら断られたんじゃないだろうか。で、「この曲なら別にいいよ」と許可がおりたのが「Whatever Happens」なのではないかと。「ワワッ!ヒット曲は俺らの専売特許!気安くカバーしてんじゃねえぜ、ヨヨウ!」と怒られたりしてね(Simonがラップしているイメージでお願いします)。大物は怖いです。 そんなことを言ってる(←言ってない)BlueさんだってNextのカバー曲「Too Close」でUKチャート1位になってるじゃないですか。 それではレッツ試聴!
- Blue - Whatever Happens
- Mercury4 - Whatever Happens (Windows Media)
- Men2B - Whatever Happens (Windows Media)
これはもう総合的な実力差でMercury4の圧倒的勝ちです。Men2Bの方は前にも書いたとおり、「あら、もしかして似せようとしてる?」と感じさせてしまうところがやっぱり弱い。意識してるのかもともと似てるのか、歌い出しを割り振られている子の声がDuncanっぽいのは失敗でした。オリジナルより先にMen2Bを聴いたんだけど、カバーを聴いてBlueのパート割がほぼ予測できてしまうという…(しかもほぼ正解でした)。Mercury4の方がまとまりがあって、伸び伸び歌っている感じ。彼らが消えてしまって、Human Natureの後を受ける若手が全く育ってないですよね。う〜ん残念。
Mercury4のアルバムはR&Bあり、ラップあり、北欧っぽい王道アイドル曲ありの充実した内容かつ、安定した伸びやかなボーカルを聴かせるオススメ盤。聴かせる曲とアップテンポな曲との割合も適度で15曲ものボリュームがありながら飽きさせない作りです。
日本のHMVでも買えるようになってます。印税でメンバーを助けよう!!→HMV.co.jpでMercury 4を購入
*1:リストラ云々のくだりは以前ママコさんの「ボッツン・メトロ」に投稿させていただいたMercury4は今いずこ!?あたりで