B-boys - De Største Hits

　以前から気になっていたデンマークのガキんちょ共B-boysのアルバムを入手。まずは入門編ということで昨年の11月にリリースされたベスト盤「De Største Hits」をチョイスしてみました。
　
　ザックリと紹介すると、メンバーは黒髪で眉毛が濃いKåve（1989年12月5日生まれ）、爆発ヘアーのSebastian（1988年8月11日生まれ）、日本デビューしたら一番人気確実な（いや、99%の確率で日本デビューしないから）ブロンドのMathias（1990年4月24日生まれ）の3人。個人的イチオシはSebastian。彼はMixなのかな、ちょっとNick Cannonに似てる気がします。10歳以上年下のメンバーを見つけて、さすがの私も腰が引けてたり…。
　リサーチ中にデンマークのTV局DR番組MGPのサイト内で若い（今も若いんだけどね、さらにね）彼らの写真を見つけました。これはキッズ向けのオーディション番組のようです。
　で、今回のベスト盤は、彼らの過去3作のアルバムから選ばれた曲に「Gotcha」「Now」「Juleaftensdag」という新曲3曲を加え、さらにライブ映像やバックステージの様子、ビデオクリップ（2曲分）の入ったDVDがセットになった充実盤。
　トラックリストはこちら（全曲30秒試聴可能）
　1曲目の「De 3 Amigos」は唐突にラテンでいきなりビックリ。第一印象では「ありえない」と思ったのに、聴き続けるうちに時代錯誤っぷりがダサ気持ちよくなってくる不思議な曲。この曲と作・プロデュースが同じ楽曲郡にはほぼ「ダサ気持ちいい」が当てはまる気がします。ベスト盤だから昔の曲も当然入ってるんだけど、古さの範疇が明らかに2〜3年を越えてるんですよね。
　さてさて強くオススメしたい曲は2曲あるのですが、その一つが「Drømmeland」。ピアノ主体のトラックに3人が静かにラップをのせ、キャッチーなサビに持っていく王道的なアイドルソング。ビデオクリップでは倉庫のような場所で歌っているのですが、背景にファンが集まっているあたりBackstreet Boysの「I Want It That Way」を彷彿とさせます。タイトルは英語にすると「Dreamland」で、サビでは「夢の国へ帰ろうよ」と歌ってます（たぶん）。日本のボーイバンドがカバーしてもヒットが狙えそうな感じ。

B-Boys - Drømmeland (Video)
　もう1曲の推しは、新曲の「Now」。アルバム中これと「Gotcha」の2曲が英語詞になっているのは今後の全欧進出を見据えているのかどーか。R&B系のトラックの冴えっぷりもさることながら、吹き出しそうな気恥ずかしい歌詞が魅力的な初恋ソング。赤面フレーズの応酬に虜になること間違いなしです。

君と逢うまで
恋なんて遊びみたいなものだと思ってた
出逢ったコみんなが同じに見えて
一緒にいて楽しかったけど
特別な何かを感じたことはなかったよ

恋におちるなんて
映画の中だけのできごと
恋におちるなんて
歌の中でしか起こらないって思ってた
でもこの気持ちはホンモノ
僕と君だけのもの
これってマチガイないよね

　ちなみに「Drømmeland」「Now」とも地元デンマークのプロデューサー/ソングライターチームSeebach&Seebachが手がけてます（アルバムの全曲クレジットはこちら）。「いいなこの曲」と思ったのは全部彼らがやってる曲だったり。しかも、このチームUKの新人ボーイバンドHQに楽曲提供をしたようで、そちらもどんな風になってるか楽しみです。
　ほぼ全曲デンマーク語なので何を歌っているのかは解りませんが、思ったよりラップがうまかったので結構楽しめました。歌唱的にはユニゾンなので聴かせるグループじゃないけど、変声期前後の男の子が歌ってるだけでグっと来る趣味の方（ようするにショタコン…私のような）なら確実にツボにハマるはず。
　ベスト盤に収録されてはいないけどビデオがDVDに収録されている「Gør Din Egen Ting」がまんまNik&Jayなんですが…いいのか？と思ったら「パクリじゃない？」的な論議が巻き起こっております。こちらのビデオはエロ満載の本家に比べると清純系？

　ちなみにライブでの客層はこんな感じ…。さすがにこれでは清純系にならざるを得ないというか。

　CD Skivenで買っちゃった後に気づいたのですが、CD-WOWでも取り扱ってました。こっちのほうが安いしサイトが英語なんで買いやすいじゃないかと。ひとつ前のアルバム「Vores Verden」も買えます。