Busted記者会見 考えられた3つのシナリオ

 「Busted解散は正しかったのだ」と自分に言い聞かせるため、3択形式に書き出してみました。正解を「解散」に持ってく前提なのでかなり強引ではありますが。

A
 当初の予定通り、CharlieがFightstarのツアー後、JamesとMattに合流。
 2005年の半ばには3rdアルバムが発売、もちろん大ヒット。しかしCharlieが自分のバンド活動の為Bustedを辞めたがっているという噂が常に付きまとう。いくら否定しても解散の噂は絶えず、Fightstarは「BustedのCharlieのバンド」という固定観念から真剣に捉えられない。もちろんCharlieはフラストレーションがたまってFightstarに専念したいという気持ちが徐々に強くなるだろう。結果James・MattとCharlieの間に溝が生まれて、もっと悲惨な結末を迎えたかもしれない。

B
 Charlie脱退後もMattとJamesの二人でBustedを続ける。
 本人達にその気はなかったとしてもメディアは「やっぱりJames・MattとCharlieの間に軋轢が!!」と煽り立てる。「二人がCharlieを追い出した」という見方もされるかもしれない。「BustedはJamesのバンド」だとは思うが、大きな変化はなくてもCharlieが抜けた分バンドとしての個性は弱体化し、人気に陰りが出る可能性も考えられなくはない。

C
 解散。
 原因となったCharlieにはファン(主にJamesとMattの)からの批判が集中する。身勝手、名声の為にBustedを利用した等。解散を余儀なくされ、残されたJamesとMattには同情が集まる。
 絶頂期での突然の解散は多大な衝撃を与える。徐々に売れなくなってフェード・アウトするよりはあっさり解散した方がより伝説的。

 結果「C:解散」を選んだことで、Charlieにファンの非難が集中し、James・Mattは最大級の同情を得るという非常に解りやすい構造になりました。わずか19歳のCharlie(見えないけど最年少)にとっては非常に厳しい選択ですが、やはりこうするしかなかったように思います。

 Fightstar掲示板でツアー初日のことを書いている人がいて、いっそうCharlieを応援したくなってきました。

Fightstarのパフォーマンスは非常に感動的だった。非常に重要な公演であったことはご存知の通り、開演前バンドはとてもナーバスになっていた。しかし、ステージに上がった時自らの殻を破ったように思えた。素晴らしいツアーの幕開け、MattとJamesに一曲を捧げたCharlieに賛辞を。彼の目に見えたのは涙だったのか?もしそうならばさらなる賛辞を。本当に見ごたえのあるステージだった。
http://www.fightstarmusic.com/phpBB2/viewtopic.php?t=3482&postdays=0&postorder=asc&start=0

Charlie、日本デビューの時の握手会でほとんど握ってなかったこと、もう怒ってないよ(嘘)。

 と言いつつ、往生際悪く一番悪いのは誰かと人は決めたいもの。冷静になって、なぜファン(含む私)がここまでショックを受けたかという原因を探ってみると、会見の数日前にレコード会社が発表した「解散しない宣言」(バステッド、活動休止宣言 | BARKS)にあるような気がしてきた。わずかな期間に主張が180度転換しちゃったわけですから。いったん安心させておいて落とすなんて一番辛いでしょ。いまさら言っても遅いけど。